給湯器の工事を行う際に押さえておくと役に立つポイント!!

自宅の給湯器が壊れて故障してまった時には、自分で直そうとせずに給湯器の専門業者に工事依頼をするのが一番です。ここでは、給湯器工事を行う際に押さえておきたいお役立ちポイントについてご紹介します。

給湯器・ガス給湯器の工事を行う事ができる業者の種類

ガス給湯器

ガス会社

ガス会社と言うのは、ガスの供給に関してはガス事業法に基づいて供給が行われています。ガスの供給業務はもちろんですが、給湯器の販売、修理等についても請け負っているのが特徴になります。ただし、ガスの供給が中心事業になっているので、給湯器の本体価格の割引率が少ない場合があります。また、給湯器の取り扱いの種類に関しても限られており、様々なメーカーの給湯器と比較検討したい場合には、種類の幅が少し狭くなります。

給湯器メーカー

給湯器メーカーでは、給湯器の製造から取り付けまで給湯器に関する全ての業務や作業を請け負っています。給湯器はもちろん、それ以外にもガスコンロ販売も行っているのが特徴になります。給湯器メーカーもガス会社同様、給湯器の本体価格の割引が少ない傾向があります。また、給湯器の修理に関しては、大体、専門業者に修理委託している事が多いです。給湯器の購入や修理を直接メーカーに依頼する場合には、他メーカーと比べる事ができないので、複数メーカーを比較しながら給湯器選びをしたい場合には、給湯器の販売業者を利用した方が複数の給湯器の中から最適な物を見つけやすくなります。

給湯器販売業者

給湯器販売業者では、複数の給湯器メーカーの物を取り扱っており、給湯器の種類のラインナップが豊富に揃っています。また、競合店が多いので割引やサービスに力を入れている店舗が多く存在しています。その他にも、ガス会社や給湯器メーカーに比べて工事費用に関する負担が軽いので、工事費用を抑えたいと思っている方にもお勧めの方法となっています。
一般的に給湯器販売業者は、給湯器販売をはじめ、給湯器の取り付けや修理についても一貫して行われるので、購入後のお客様に向けたアフターフォローも充実しています。

給湯器の工事を行う目安

ガス給湯器

使用歴10年が取り替え工事の目安

一般的に言われている給湯器の取り替えタイミングの目安は、約10年程度が目安と言われています。なので、現在、中古物件や賃貸物件で暮らしている方の場合、今使用している給湯器の製造年月日を確認しておくと、取り替え時期が分かって役に立ちます。「最近、給湯器の調子があまり良くないなと思って、給湯器の製造年月日を調べてみたら「10年以上経っていた…!」と言う場合もあります。例えば、お湯が出なくなったり、リモコン電源が入らなくなったり、追い焚きができなくなった場合には、段々給湯器の寿命が近づいてきているサインです。まだ、使用年数が浅ければメンテナンスすれば問題無く使用できますが、10年近く使用年数が経っている場合には、給湯器の交換がお勧めです。

寿命時期には交換できる部品はあまりない

給湯器の調子が悪くなったら、一度しっかり専門業者にトラブルの程度を確認してみてもらう事が大切です。例えば、修理を行えば大丈夫な場合であっても、給湯器の使用何数が10年近く経っている場合、修理では無く交換した方が機能性的にも経済的にもお得な場合が多くなります。例えば、給湯器の10年以上経つと、修理する為に必要な交換部品の提供が終了してしまっている事もあります。なので、10年を経過して給湯器のトラブルがあった場合には、交換を検討するのがお勧めです。

給湯器の交換工事費用の目安

給湯器を同タイプに交換する標準工事の場合、交換工事費用はおよそ3万円〜5万円程度が相場となっています。交換工事費用が給湯器の号数によって変わる事は無いのですが、給湯箇所を従来よりも増設する、給湯器の設置方法が異なるタイプに交換する等の場合には、その他の必要部品の交換等が必要になってくるので、別途でその分の費用が割り増しされます。

追加費用が掛かる工事例

浴槽2つ穴タイプから1つ穴仕様への交換

例えば、お風呂場の浴槽を、浴槽2つ穴タイプから1つ穴仕様へ交換する場合、浴槽にある2つ穴の内、上部の穴を金具で塞いで下部の穴には循環アダブターを取り付ける作業が必要になります。状況に応じては、壁に穴開け加工を行う場合もあります。

据置架台に設置されている給湯器の交換

例えば、据置架台に交換する前の給湯器が設置されている場合には、据置架台も一式交換する必要があります。
このように…
給湯器の交換工事に関する追加工事費用と言うのは、それぞれ家庭の状況や依頼する業者によって金額は異なります。しかし、基本的な追加工事費用の目安は、およそ1万円〜2万円程度が相場となっています。給湯器の交換工事をする際には、依頼する業者に必ず見積もりを行ってもらい、工事内容と費用をしっかり確認するようにしましょう。

交換工事の内訳別の費用目安
取り付け工事費約15000円
給水結び替え費約8000円
給湯結び替え費約8000円
リモコン結び替え費約12000円
ガス結び替え費約12000円

業者に交換依頼する際に押さえておくポイント

見積もりを依頼するときの注意点

給湯器の交換工事の見積もりは、必ず依頼する業者に取ってもらうようにして、しっかり工事内容や予算の確認ができるようにする事が大切です。また、業者の中には、給湯器本体と交換工事がセットになってサービス提供されている所もあるので、給湯器本体価格と割引率等も確認するのがお勧めです。業者によっては、出張費、廃材処理費、点火点検費を別途で請求する所もあるので、そう言った点も見積書にしっかり明記されているか等、細かい事ではありますが確認しておきましょう。

良い業者を選ぶコツ

お客様対応が迅速である事

給湯器と言うのは、日常生活の中でお風呂、キッチン等で毎日使用されます。例えば、業者に給湯器の交換工事を依頼してから取り付けまでに時間が掛かってしまっては、暮らしに支障をきたしますよね。なので、給湯器の交換工事に即日対応が可能である等、お客様対応に迅速な対応を心掛けている業者を選ぶと安心です。

給湯器の交換工事に豊富な実績がある事

基本的に、給湯器の交換はガス工事の有資格者が施工します。なので、依頼する業者に有資格者が在籍しているかの確認をしましょう。実績豊富な業者は、丁寧で確実な施工を行ってくれるので、給湯器選びに関してもプロの目線で適切なアドバイスをしてくれます。なので、交換工事を依頼する前に、業者HPで施工件数について確認しておくのと良いでしょう。また、実際に業者を利用したお客さんの口コミを見るのもお勧めです。

給湯器の販売価格を見る

給湯器の交換工事では、給湯器の価格も重要なポイントですよね。例えば、同じ給湯器に交換するのであれば、価格を安く提供している業者を選んだ方がお得です。給湯器業者の中には、直接給湯器メーカーから仕入れたり、広告宣伝費を抑える企業努力をしていたりする事で、給湯器の本体価格をできる限り安く提供している所もあります。
しかし、ただ単純に給湯器の安さだけで業者を決めてしまうのも問題です。給湯器の交換工事を行うのは有資格者ですが、工事費用削減の為に雑に工事行う業者も存在するので、HP等をよく見て信頼できる業者であるか確認しましょう。

アフターサポートが充実している事

給湯器の交換工事後に、トラブルが発生する可能性も想定できますよね。大体、トラブル発生の原因には、施工不良、給湯器本体の異常と言った事が多いのですが、アフターサポートがしっかりしている業者であれば、保証期間内のトラブルは無償対応してくれる所が殆どです。なので、給湯器の交換工事契約をする際には、アフターサポートや保証期間に関してよく確認しておく事がポイントです。